ビーツってどんな野菜?

七久里農園ノート

Column & Recipe

ビーツってどんな野菜?

ビーツはその見た目の特徴から「赤カブ」と呼ばれることがありますが、実はほうれん草の仲間(ヒユ科)なんです。
ビーツは、まとめて「ビート(beet)」と総称されるヒユ科の西洋野菜の一種です。「ビート(beet)」の仲間には「ビーツ(beets)」のほか、見た目がカブに似た「テンサイ」や、いわゆる“葉もの野菜”の「フダンソウ」などが含まれまずが、根から軸(茎部)までが赤紫色をしたビーツは、ビート類の中でもひときわ目立つ存在です。


ヨーロッパ生まれの真っ赤な根菜
赤紫色をしたまぁるい根っこ。料理映えする鮮やかな赤色。ヨーロッパや北アフリカなどの地中海沿岸地域が原産地といわれ、東欧などで盛んに食べられている野菜「ビーツ」ですが、近年、日本でも注目を集めています。
特にウクライナの郷土料理「ボルシチ」が広く知られるようになるにつれ、その主要食材であるビーツへの注目度もぐんと上がってきました。

「食べる血液」「奇跡の野菜」といわれるビーツ
ビーツがそう呼ばれる理由はその栄養価の高さにあります。
カリウム・ナトリウム・マグネシウム・葉酸・鉄分・ビタミンB6・ビタミンC・亜鉛・銅などの様々な成分が含まれ、またポリフェノールや食物繊維も豊富という、まさにビーツはスーパーフードといえますね!

また近年、健康意識の高い人たちの間で注目を集めている、一酸化窒素(NO)ですが、赤いビーツに含まれる亜硝酸塩(NO3)が、体内で一酸化窒素の発生を促進させてくれます。一酸化窒素は、血管を広げる作用があり、血行促進や血管を柔らかくする働きがあるとされています。
 

ビーツは赤色の見た目からも元気にしてくれる野菜ですが、実際に様々な栄養価を含んだ野菜です!
なかなか日本ではまだ馴染みのない野菜ですが、もっともっとビーツのすごさ、そして美味しさを皆さんに知っていただき、召し上がっていただけたらなと思います!

 

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